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出社拒否という経験(長文注意!)

実は昨日から身体が出社拒否しておりまして…

初めての事だったので、僕の頭の中の整理の為にも状況をまとめておこうと思います。

原因は先週木曜日の虐待ケースの受け入れの件と思われる。僕の不手際で利用者を危険に晒す所だった。金曜日は何とか仕事をしたのだが、土日で考え込んでしまい日曜の夜におかしくなった。

睡眠がとれず、泣いたり怒ったり笑ったり…感情がコントロールできなくなり、最後には、視線を感じて見上げた天井に目玉のような物が幾つも見えてしまった。頭の中は冷静で「どうして感情がコントロールできないのか?」「天井の目玉は幻か?」と自分がおかしくなっている事を分析していた。

今週月曜日、出社しようと途中まで行ったが気持ち悪くなり職場に電話。家の方に戻ろうと来た道を引き返していると気分不快は無くなっていく。

「これなら出社できるだろう。」と再度職場に向かおうとするが、心拍数があがり、気持ち悪くなり、それでも行こうとすると胃が痛くなった。

ただの体調不良とは違う…と感じ、精神科(今は神経内科とか心療内科ともいう)への受診を決意する。人が沢山いる所は嫌だったので、古くから精神科を扱っていそうな小さなクリニックに連絡。予約を取り、当日受診する。

精神科医に症状を伝えると胃薬と眠剤(弱いもの)、安定剤(弱いもの)が処方された。

上司にメールで連絡を入れる。夜、上司より連絡あり、体調は大丈夫なのか、薬は何を処方してもらったのか…など聞かれる。原因については、嘘ついても仕方ないので「虐待ケースの件が原因だと思う。」という事を伝える。施設長も心配しているとの事。責めてしまったようで申し訳ないと言っていたが、ミスしたのは僕なので「すみません。」と一言言った。出勤については行けなかったら連絡するとの事になる。

 

今日も職場に向かおうとして、昨日よりは進む事ができたが手足の震えが出て結局たどり着けなかった。

お昼くらいに看護師長から電話がかかってきた。早番でもうすぐ仕事が終わるから、一緒にお茶でも飲まないかとの事。

僕の部屋の近くにあるファミレスで待ち合わせする。正直、何を言われるのかドキドキしていて心拍数はあがっていた。

師長はパフェを頼み、僕は雑炊を頼んだ。今回の件は、師長が全然関わっていなかったので1から説明する事になった。(自分のミスについては上司や病院のDrに説明を何回かしていたので言葉にしやすかった。)

「自分の言いたい事は言った?」と聞かれ、首を横に振った。詳しく話しをしていく内に「これはあなただけが悪いんじゃないよ。」と言ってくれた。師長は「一人で考えるのは良くない。誰かに話しなさい。何かあったらいつでも連絡ちょうだいね。」と番号を教えてくれた。

 

きっと僕は恵まれているんだと思った。助けてくれる人がいて、相談に乗ってくれる人がいて…思わず泣いてしまった。

 

ひとつだけ師長が驚いていた事があった。”精神科への受診”だ。おかしくなったと感じても自ら受診しようと思う人は滅多にいないのだと言う。

僕は、自分の母親が職場でいじめ(のようなもの)にあい、それでも頑張って仕事をした挙句、鬱のような症状で今も苦しんでいるのをまじかで見ていた。

重症化すれば治すのも時間がかかる。本当なら辛さを感じたり、自分がおかしいと感じた時に受診すれば良かったのだ。未だに僕の母は精神的な苦痛とともに生活をしている。精神科には…きっとかかってはいないと思う。

僕の出社拒否は幸いにも病名がつく程の状態ではなかったようなので、先生に言われた内服と睡眠をとっていれば普段の生活に戻れそうです。

職場の方にも、同じ過ちを繰り返さないように書面の作成や伝え方の提案をするつもりです。

多くの人がストレスに押し潰されそうになっていると思います。

現に僕も危なかった。精神科と聞くと抵抗がある方が多いでしょう。でも、鬱になって家族や周囲に迷惑をかけたりするよりも、早めの精神科受診をして下さい。そのほうが薬も弱い物で済みますし、治療時間は短いです。(僕も、症状が収まれば来なくていいと言われました。)

 

これは個人的な見解ですが、大きい病院だと知り合いに会ったり、待ち時間が長かったりすると思うので小さな医院やクリニックに受診するのが良いかと思われます。基本的には予約受付なので、電話をして予約を取ってからの受診になると思います。

もう一つ、話せる人を作っておく事が大事だと改めて分かりました。おかしくなった日曜の晩、相方が部屋にいてずっと付いていてくれました。

でも、理由がなかなか言葉に出来なくて、やっとの思いで「お前のせいで人が殺されるかもしれないんだぞって言われた事ある?」と途切れ途切れに泣きじゃくりながら口から吐き出しました。その一言が言えたおかげで自分の思いや言いたい事など溜めていたものが出てきたんだと思います。

逆に言えば、その一言を発する為に当人がどれだけ勇気・気力を使って吐き出しているのかを、聞き手は受け止められなければならない訳です。「はいはい、そうだったの。大変だったね。」ではダメなのです。軽く流してしまってはダメなのです。当人は聞き手の事を信頼しているから、言葉を吐き出す事ができるのです。

もし、知り合いから悩みの相談があったら、真摯に対応してあげて下さい。

仲の良い友達で辛いと悩んでいたなら一緒に病院に行ってあげて下さい。

 

まだ、母親に今の僕の状況を伝えられてはいません。絶対心配しておかしくなるので…でも、言わないとなぁ。長文失礼致しました。